誰でも衰える!介護が必要になる!
誰でも年齢とともに衰えてききて、自力で生活するのが大変になってきますよね。
私は地方住みなのですが、よく高齢者の方で、
👵「息子は東京に住んでるんです。娘はわりと近くにいるけど、あっちのご両親の介護もあってね」
なんて方、本当によくいらっしゃいます。
人口の東京一極集中、高齢化、本当にひしひしと感じます。
「ビジネスケアラー」といって仕事をしながら介護をする方も非常に多く、介護のために離職する「介護離職」も問題視されています。
○介護保険サービスをうまく使おう!
何はともあれ、 疾患や年齢等で、日常生活を送ることが大変になってきてしまったときに使えるのが介護保険サービスですね。
ではサービスを受けるにはどうしたら良いのでしょう?

https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/commentary/flow.html
(厚生労働省ホームページより)
65歳以上の方は、まず市役所や保健センター等、お住まいの窓口で申請します。
もちろんご家族がかわりに申請しても大丈夫です。
その後、行政からの聞き取り調査やいろいろな審査を経て、市町村が「介護度」を決定します。
要支援1が一番軽く、次に要支援2 →要介護1 〜 5と介護度が決まります。要介護5が一番重く介護量が多い状態です 。
介護保険を使って、限度額内であれば1〜3割の自己負担で介護サービスを受けることができます。
ちなみに要介護度が高いと、この限度額が大きくなります。
一方で、施設はそれだけ重い人を預かるわけですので、利用料金は高くなります。
要介護認定を受けた方には必ずケアマネジャーさんが担当につきます。
その方にあった「ケアプラン」というものを作成してくださいます。いろいろなサービスに詳しいので相談に乗ってもらいましょう。
介護認定が非該当でも
あまりにも元気な方だと要支援の認定すらもされない場合があります。
なので具合が悪そうな演技をする方もいます…笑
👨「 ばあちゃん、あんまり元気にしてると要介護をもらえないから、認知症のふりしとけ」
なんて息子さんに言われて、頑張っって演技したとかしないとか。
ご安心ください。要介護認定、「非該当」となってしまった方も、自治体の「総合事業」の対象になることがほとんどです。介護認定が出なくても、 使えるサービスはいろいろありますので、行政の窓口でぜひご相談ください。

さいごに
介護保険サービスの本分は
「自立支援、重度化予防」です。
うまくサービスを使って、また元気になりましょう。
そのために我々、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等のリハビリ専門職、医師、介護士、ケアマネジャー、 管理栄養士、保健師などさまざまな業種がチームとなり協力しあいながら利用者様を支えています。
介護サービスをうまく使ってとても元気になった😃
私はそんな高齢者をたくさん見てきました。
介護が必要な状態になってしまったら、もう終わり💦ではありません!
法律でも以下のように定められています。
**介護保険法第4条(国民の努力及び義務)**
国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して**常に健康の保持増進に努める**とともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、**その有する能力の維持向上に努める**ものとする。
能力の維持向上に努めましょう💪