健康のために歩いている方、多くいらっしゃいますよね。
しかし、糖尿病予防なのか、転倒予防なのか、血圧を下げるためなのかなど目的の違いによって話が変わってきます。
今回は「歩数と死亡率」をテーマに論文を示しながら説明したいと思います。
https://academic.oup.com/eurjpc/article/30/18/1975/7226309
この研究は、1日の歩数と全死因死亡率や心血管疾患での死亡との関連をみています。メタアナリシスといって、複数の論文の研究結果を統計学的に統合して、様々な事柄の関係性をみています。非常に科学的根拠のレベルが高いと言われています。
このメタアナリシスでは17本の研究論文を対象としており、合計20万人以上のデータが含まれています。
余談ですが、ちなみに日本人を対象とした研究も2本含まれています。
結果
少なくとも1日約4000歩以上歩くと、全死因の死亡率を下げそうという結果でした。
1万歩以上歩いても効果はなくはないですが、だんだんと効果は緩やかになっていくようです。
散歩は季節を感じたり、近所の方との会話が生まれるのも良いですよね。
たまに、
👴みっともないから杖は使わない!
転んでしまった方が悲しい思いをすることになるので、安全には配慮しましょう🙏
番外編
👵「4000歩歩きたいけど、万歩計がないわ。数えるのも大変」という声も聞かれます。
まずはご自身の歩幅が分かれば、歩幅✖️歩数の距離を歩けば良いのではないでしょうか
歩幅50㎝の人だったら 50㎝✖️4000歩=200000㎝=2000m
👵「じゃあだいたい家からあの神社まで2kmくらいあるから、そこを歩けばいいのね」
ということがわかります。
ではあなたの歩幅は?
身長から100をする方法 150㎝のひとは50㎝
身長✖️0.45する方法 150㎝の人は150✖️0.45=67.5
しかし、この2つの方法でもでだいぶ差がありますね💦
実際に測って方が正確かもしれません!
ちなみに自分は実測してみましたが、計算で算出したものよりもだいぶ短かったです。
つまりは平均よりもだいぶ歩幅が短い=足が短い
ということが明らかになってしまいました〜🤣
加齢によっても歩幅が小さくなって小刻みな歩行になることがあるので、
定期的に測ると、身体機能の指標になって良いかもしれませんね。